SMSCAアルパインクライミングレベルアップ研究会<雪稜>谷川岳東尾根 20260301 報告

目的:雪稜登攀
登山地:谷川岳東尾根
期間:2025/03/01(日) 前夜発日帰り
参加者:CL天野賢一、加藤富之(以上SMSCA海外登山委員会)、あゆむ山の会の3名 計5名
行動:3/1(日)谷川ロープウェイ駐車場6:00集合・指導センター6:15出発~一ノ倉出合7:10/7:30~シンセンのコル9:30/9:45~第2岩峰基部10:05~上部12:20~第1岩峰基部13:20~トラバース上14:15/14:20~オキノ耳14:45/15:00~西黒尾根下降~鎖場下16:30/16:40~鉄塔17:10~指導センター17:40・解散
概要:昨年も同時期に東尾根に挑戦しましたが、春の陽気で雪はズタズタ、前日左方ルンゼで事故発生、天候も悪く(先行パーティは第一岩峰下で動けなくなり二日後にピックアップ)。シンセンのコル到着時刻が遅くなったので、先の事を考え撤退したとの事。今回はそのリベンジで、昨年の参加者が中心。
今年も連日春の陽気で当日は快晴だったが、風が強い一日だった。一ノ倉沢出合いは雪は少なかったが、巨大なデブリ。一ノ倉尾根からの底雪崩の跡も見える。はやくも二ノ沢や本谷から下山するパーティとすれ違う。雪崩が頻発しているようだ。
シンセンのコルまでの雪も硬く、到着するまでに早くもふくらはぎがパンパン。例年より雪少なく、第二岩峰は岩が露出しており、ロープを出して2ピッチ。・・・・・・・
第1岩峰へのトラバースは、雪が硬く風も強いので緊張。一歩一歩アイゼンを蹴り込み、一手一手ピッケル(バイル)を振って、慎重に進む。
第1岩峰の基部に到着するも、岩峰直登を試みているパーティが居る。待って居る時間もなく、我がパーティではさらに時間がかかりそうなので、右手をトラバースする。念のためロープ1ピッチ出す。
最後は、雪庇を乗っ越し(先行パーティが切り崩してあります)オキノ耳に到着。誰も居ない静かな山頂でした。
その後は風を避けて休憩…と思っていたが何時まで経っても止まらず、森林限界のところでやっと休憩。その後、鉄塔を経由して登山センター到着。ヘッデン行動にならなくてよかった。
最後は全員感想発表をして一日を振り返った。ご苦労さまでした。(加藤)



【参加者の感想】
シンセンのコルでの敗退から一年。
ようやくリベンジを果たすことができました。
このルートは冬期アルパインの入門ルートと言われているようですが、実際は想像以上
の高度感があり、「絶対に失敗できない」という緊張感の連続。ヒリヒリする難しい場
面も多く、決して気を抜けるものではありませんでした。
全面的にリードしてくださった天野さん、そして最後尾で常に支えてくれた加藤さんに
は感謝の気持ちしかありません。
終えてみれば大きな達成感がある一方で、「果たして自分たちだけでやれるようになる
のか?」という課題やモヤモヤも残りました。
それでも、この感覚こそが次につながるものだと思います。
さらに修行に励みたいと思います。
<あゆむ山の会 井上 哲也>

